DNS詳細

インターネットドメインネームシステム(DNS)は、人間にとって親しみや
すく覚えやすい名前とそれぞれに付けられているIPアドレスとをマッピング
することによって、インターネット上のマシンの位置を見つけるために設計
されたものであること;

DNSはインターネット運営基盤に不可欠の要素であること、また、DNS運用の
効率、並びに、インターネットのドメイン名空間の現在と将来のユーザの利
益保護のために、DNSの名前が公正で安定的で計画的で公平な方法で作られ、
管理運営される必要があることを考慮し、
インターネットの成長によって、より高度なDNSの割当手続き及び管理手続
きの必要性が示されてきていること;
DNSの事務手続管理と運営管理が重要な公共ポリシ問題を提起しており、そ
の中には、とりわけ、地球規模の名前資源を適切で公平に割り当てること、
DNS登録サービスの市場供給とその利用、知的所有権に関する問題、が含ま
れていること;

これらの問題が、DNSの事務手続管理と運営管理に対して大きな改善を求め
ていることを意識し、
インターネット独自の様々な特徴、並びに、その発展をこれまで促進してき
た迅速な意思決定プロセスの原動力;

インターネット・アサインド・ナンバーズ・オーソリティ(IANA)、インタ
ーネット・ソサイエティ(ISOC)、その他関連するインターネット管理機関
が、それぞれの役割と権限に従い、DNSの生成と管理に対して持つ責任;
インターネット・アサインド・ナンバーズ・オーソリティ(IANA)の要請の
もと、インターネット・ソサイエティのイニシャチブで国際臨時特別委員会
(IAHC)が組織され、インターネット・トップレベルドメインの事務手続管
理と運営管理の改善のための勧告策定の作業が行なわれたことを認識し、
DNS、特に地球規模の名前資源に関連するもの、すなわち一般トップレベル
ドメイン(gTLD)名前空間、の事務手続管理と運営管理における改善作業を
開始する必要がある;

gTLD名前空間登録サービスを進めるに当たっては、自律統制的で市場指向的
な方法をとることによって、現在及び将来のインターネット名前空間におけ
る利害関係者が最大の恩恵を得られる;

gTLD名前空間のための登録サービスを市場指向的な方法で進める場合は、合
わせてレジストラの地球規模での分散を規定すべきである;

gTLD名前空間にとって、最も適切な国際ポリシの枠組みは、自発的な覚書
(MoU)に基づいて自律統制的な構造をつくることである;

この自律統制的な構造は、今後の環境変化に対応していくため、時間の経過
とともに発展していくことができるようにすべきである;

公的及び私的セクタ組織ともに、このMoUに自発的に署名することが求めら
れる;

このMoUは、全体として関連諸問題に関して見識があり専門家であると認め
られる人々で構成されるポリシ管理委員会というものを規定する。また、こ
のポリシ管理委員会は、公共の信頼のために働く組織に適用される業務と規
範をフォローするための必要な公共ポリシ管理機能を提供する;

このMoUは、可能な限り広範囲に渡るインターネットの利害関係者を代表す
る署名組織が、gTLDとDNSに関連する一般ポリシ事項について、ポリシ管理
委員会に助言をするための正式な仕組みを規定する;

しかしながら、インターネットの発展をこれまで促進してきた迅速な意思決
定プロセスの原動力を尊重し、広範囲に渡る意見を受け入れることが、自己
統治の構造が持つ適切なタイミングで決定を下すという能力を妨げるべきで
はない;

1997年2月4日付けの国際臨時特別委員会(IAHC)最終報告がこれらの目的を
達成するに当たって妥当な勧告を含んでいるという見解を持ち、
国際電気通信連合(ITU)憲章の基本条項に従い、ITUの役割と機能には次の
ようなことが含まれること
   ・すべての種類の電気通信の改善及び合理的利用のためすべての連合員の
    間における国際協力を維持し及び増進すること
   ・電気通信業務の能率を増進し、その有用性を増大し、及び公衆によるそ
    の利用をできる限り普及するため、技術的手段の発達及びその最も能率
    的な運用を促進すること
   ・世界のすべての居住者に対して新しい電気通信技術の恩恵の拡大を促進
    することをも認識し、
gTLD-MoUを署名の呼びかけとともに関連する公的及び私的セクタ組織に、も
しそれらが希望するならば、回覧すること;

gTLD-MoUの保管人の役割を担い、また、更新される署名組織の一覧を定期的
に発表すること;

gTLD-MoUの施行に当たってさらなる協力を促進することをITU事務総局長に要請し、
そして、関連する公的及び私的セクタ組織がgTLD-MoUに署名すること;


署名組織はその完全な施行に対して積極的に参画することを強く奨励する。